女優の岡江久美子(おかえ・くみこ 本名・大和田久美子=おおわだ・くみこ)さんが、23日5時20分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で亡くなったことを所属事務所が発表した。63歳だった。
岡江さんは1956年8月23日生まれ。東京都出身。
昭和50年にテレビドラマでデビューし、NHKの「連想ゲーム」に出演。その後は、TBS系ドラマ『天までとどけ』やテレビ朝日系ドラマ『味いちもんめ』など女優として活躍。
また、TBS系朝の情報番組『はなまるマーケット』では、薬丸裕英(54)と共に約17年にわたり総合司会を務めるなど、テレビ番組を中心に幅広く活躍していた。
所属事務所によると、岡江さんは今月3日に発熱したが4~5日様子を見るよう言われ自宅で療養に努めたが、6日朝に病状が急変して緊急入院。
その後のPCR検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認され、都内の病院に緊急入院しICU(集中治療室)で人工呼吸器を装着し治療を続けていた。
岡江さんは昨年末に初期の乳がん手術を受け、今年の1月末から2月半ばまで放射線治療を行っていたということもあり、免疫力が低下していたことが重症化した原因とみられている。