米大リーグのドジャースは３月２０日（日本時間２１日）に大谷翔平選手（２９）の通訳を務める水原一平氏（３９）を解雇したと米の複数のメディアが報じた。
球団側は理由を明らかにしていないが、米メディアは水原氏が違法賭博に関わっていた疑いがあると報じている。
大谷選手の代理人は、２０日「翔平が大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明し、当局に問題を引き渡した」と声明を出し、水原氏が違法賭博に使うため、大谷選手が多額の窃盗被害にあっていたと発表した。
米スポーツ専門局ＥＳＰＮは、大谷選手の銀行口座から少なくとも４５０万ドル（約６億８千万円）が違法賭博の関連口座に送金されていたと報じている。
水原氏は、カリフォルニア州の高校、大学を卒業。
２０１２年にヤンキースの春季キャンプで招待選手だった岡島秀樹投手の通訳を務めた。
２０１３年に大谷選手が所属していたプロ野球日本ハム入り。
２０１８年にエンゼルスに移籍した大谷選手とともに渡米し、専属通訳となった。
日本時間の２０日に韓国・ソウルで行われたパドレスとの今季開幕戦にも同行し通訳を務めていた。